カナダのへき地におけるナースプラクティショナー教育と看護実践

2018年1月に沖縄県立看護大学で開催されたセミナーです。講師はカナダのサスカチュワン大学看護学部のMary Ellen Andrews博士です。講演ではカナダのへき地におけるナースプラクティショナー教育に焦点をあて、大学で行っている教育プログラムの実際を語って頂きました。会場ではへき地での教育を支えるWEB会議等の遠隔機器を活用したテクノロジーの話を含め、今後の方向性を踏まえた議論が交わされました。

―講師紹介―

Mary Ellen Andrews博士(マリー エレン アンドリュース)：RN, NP, PhD

―主な活躍の場―

アンドリュー博士は看護学部と修士課程で教鞭を執る傍らで、カナダ看護学校学会が主導するNP教育プログラム認証、実践能力、薬物抑制教育プログラムにも参加されています。へき地地域でヘルスケアを提供する際の住民のアクセスの課題に取り組んでおられ、ルーラル・遠隔看護とナースプラクティショナーの実践に焦点を当ています。
また、アンドリュー博士はマニトバ、サスカチュワン、アルバータ州、カナダ北西地方のルーラル・都市部で看護師として勤めており、北部ナーシングステーション、マイニングキャンパスでの勤務と救急ケア、施設介護での活動も経験しておられます。現在もナースプラクティショナーとしての実践を積まれています。