本学の学部生を対象に豪州NPのDone Heppner先生による特別講義が開催されました

本学の学部生を対象に豪州NPのDone Heppner先生による特別講義が開催されました

2018年年4月にオーストラリアでプライマリヘルスケアのNPとして活躍されているDone Heppner先生をお招きし、特別講義を開催しました。講義のテーマは「オーストラリアの離島コミュニティにおけるNPの役割と活動」です。

本学では看護学部4年次の学生を対象に島嶼保健看護および国際保健看護の講義を開講しています。特別講義ではSkypeを使用し、オーストラリアと本学を結ぶ遠隔教育の形で行われました。

 

Skypeを使用した遠隔教育の様子

 

講義の際Done先生は実際にオーストラリアの島嶼地域に出張中で、カメラを通して砂漠に囲まれた周囲の状況を紹介し、学生を驚かせていました。

講義では生まれ育ってきた土地で子供を産むということに重きを置くアボリジニの妊娠出産への支援といった貴重な看護実践を語っていただきました。

 

講義は同時通訳を通して行われました

 

講義を受けた学生はDone先生の話に耳を傾け、中には英語で直接質問をしたりと大きな盛り上がりを見せました。

下記に特別講義を受けての感想の一部を紹介します。感想からは島嶼県である沖縄県の看護を担う看護学生として”グローカル”な視点の看護実践を学ぶとてもいい機会となったことがわかりました。

 

●●● 学生の感想 ●●●

「同じオーストラリアでも地域によって課題がことなるため、その地域にあった看護を提供することが大事だと改めて学んだ」

「医療が十分でないへき地の住民にとっては小児から高齢者まで幅広く見ているNPの存在は心強いと思った」

「医師ではなく、看護職がへき地にいることの意味について考えることができました」